ぜんぶやる母

やれることは全部やりたい

お前はあの頃絶対に育児をしていなかった

f:id:misaki199x:20191226235016p:plain

私の妊娠中から夫は超ブラック企業に勤めていた。

家から徒歩たったの15分しかかからない会社に通勤するのに朝の5時に家を出て、

夜の22時〜23時に帰ってくる。飲み会があれば日をまたぐ。

 

1ヶ月休みが無いなんて当たり前。

やっと休みになったかと思えば夜には会議があるから会社に行かねばならないと言う。

 

私が子供を産んだその日も仕事に行き、結局産後休みをとってくれたのは出産後退院した日。

送迎が必要であったため仕方なくという形であった。

 

そんな状態の人が子供が生まれたからといって仕事の時間を変えたり休みをとってきたりできる様になるわけも無く、

私はボロボロの身体で死にそうになりながら子供を抱っこし続けた。

 

産後2週間で原付に乗り、一人で市役所へ出生届を出しに行った。

汗だくになりながら子供を抱っこして、何キロも歩いた。

痛む乳をうつろうつろとしながら夜中に冷やした。

 

私には母親がいないため、高齢の実父がたま〜に家にきてくれていた。

実父が来たからといって私が日頃の睡眠不足を解消するためにグースカ寝ているわけじゃない。

実父が来ている間に家の掃除や料理・洗濯・買い物、お金の整理など、

回らない頭でなんとか済ませ、実父が帰ればまた子供を抱っこしていた。

 

夜泣きの時は仕事を頑張る夫を起こすまいと、子供とともに別室に行き、

布団に寝かせると泣いて起きるので、何時間でも立って抱っこしながら歌い続けた。

 

本当に寝ない子だったので、子供が生後3ヶ月になるまで連続で3時間以上寝れた日はなかった。

 

貴重な休みの日にオムツをかえてくれた。

初めてのお風呂は一緒に入ってくれた。

 

でも、夜泣き対応をしたこともなければ、ゲロ吐いた布団を洗ったこともない。

離乳食を作ったことも、ワクチン接種の予定を立てたこともない。

 

夫は私と子供を無下に扱ったりしたわけではない。

だが、「俺は育児をしていた」なんて絶対に言わないでもらいたい。

 

子供が0歳の時、あのブラック企業に勤めていた時、

あなたは絶対に「育児」をしてはいなかった。

 

それは言葉を間違えている。

あなたは「一生懸命に働き、妻と子供を養っていた。」というのが正しい。

 

そう言ってくれないと、

ハゲ散らかしながら子供を抱き続け、体調を崩し、化粧も友人も趣味も全てなくしていたあのときの私が報われない。

 

核家族でほとんど人に頼れない状態の時、

「したい時にする。」「できる時にする。」それは育児ではない。

「やりたく無い時にもやる。」「できない時でもやる。」それが育児である。